バフチサライの泉・バレエ全幕集

バフチサライの泉

原作 アレキサンドル·プーシキンの叙事詩

振付 ロスティスラフ·ザハーロフ

台本 ニコライ·ヴォルコフ

音楽 ボリス·アサフィエフ

初演 1934年9月28日、ソビエト国立レ
ニングラード·キーロフ劇場

主演 ウラノワ、ヴェチェスロワ、ドゥドコ

● 解説

この作品には、愛と激情は相容れないもの
であり、 真の愛はすべてを克服する、というプーシキンの思想が反映されている。 演出のザハーロフと主演のウラノワは、同作品が輝一かしいデビュー作となった。ソ連では今もこの心理的表現に満ちあふれた作品を数多く上演している。

●あらすじ

プロローグ·泉のほとりでタタールの王、ギ
レイ汗がうなだれている。 彼の胸をくもらせているものは何か。。。

第1幕

ポーランドの貴族、ポトッキーの館。その庭園で、ひとり娘マリアの誕生舞踏会が催されている。彼女は婚約者、ワズラフ子爵と楽しいひとときをすごしている。と、突然タタール軍が襲いかかり、ポトツキーもワズラフも殺されてしまう。 タタール
の王、ギレイ汗はマリアに近づき、あまの
美しさに息をのむ。

第2幕

バフチサライの宮殿にギレイはマリ
アを連れ帰る。それまでギレイの愛を一身に受けていたザレマは、彼の心変りを知り失神する。

第3幕

宮殿の一室をあてがわれたマリアー
は、ワズラフの残した堅琴を弾き、故郷を偲ぶ。ギレイがいくら愛を語ってもマリアの心説は動かない。失意のギレイが部屋を去ったあと、ザレマが現われ、恋敵マリアを刺し殺してしまう。 ギレイは怒りの剣をザレマに向けるが「愛する人に殺されるのは本望です」という言葉の前に力を失う。ザレマは捕らえられ、ギレイはマリアのなきがらの前でうつろに立ちつくす。

第4幕

ザレマの処刑の日。彼女は断崖からつき落とされる。ギレイはもはや何を目にしても空しいばかり。すべては遠く去ってゆく

エピローグ

泉の脇でうなだれるギレイ汗。彼の脳裏を見マリアとザレマの面影が去来す泉の水は彼の涙気のごとくあふれている。

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