コッペリア・バレエ全幕集

コッペリア
 
原作 E·T·A·ホフマンの小説『砂男』
 
振付 アルテュール·サン=レオン
 
台本 シャルル·ニュイッテル
 
音楽 レオ·ドリーブ
 
初演 1870年5月25日、パリ、オペラ座
 
主演 ボツアツキ、エフゲニー·フィオクレ(トラヴェスティ役)
 
 

解説
 
人形を主題にしたはじめての作品で
ウェーバーのオペラ『魔弾の射手』と2本立てで初演された。当初ドイツ生まれのアデーレ·グランツォワが主演するはずだったが、完成まで3年もかかったため彼女との契約が切れ、15歳のイタリア娘ボツアツキがその座をいとめた。結果は大成功だったがポツアツキは初演から半年後、プロシア戦争のさなかに短い生涯を閉じた。翌年再演された『コッペリア』は新しいプリマ、レオンティーヌ.ボーグランを生み、彼女の人気によってこの作品は各国に普及した。
 
 
あらすじ

第1幕

ポーランドの南部ガルシア地方に人形作りコッペリウス老人は住んでいた。彼の家の2階の窓辺には、可愛い少女コッペリアの姿があった。

町の青年フランツは、スワニルダという恋人がありながら、コッペリア
に魅かれてしまう。コッペリアは実は老人が作った人形なのだが、あまりにも素晴らしいできばえで、誰もが人間だと信じていた。

スワニルダは偶然コッペリウスの家の鍵を手に入れ、恋人の心をうばった少女コッペリアの様子を探りにでかける。一方フランツはコッペリアに愛を告げようと、はしごをもっ
て2階の窓へしのび寄る。
 
 
第2幕・第1場

スワニルダはコッペリアがただの人形だと知って安心し、部屋にある沢山
の人形を動かして喜んでいる。

そこへコッペリウス老人が戻り、スワニルダはコッペリアのいるカーテンの影に隠れる。

老人がぐったり椅子に腰をおろすと、窓からフランツが入ってきて「どうかコッペリアに会わせてほしい」と頼みこむ。老人は心よく承知するが、その裏である計略を練っていた。

フランツを眠り薬で眠らせ、魔法で彼の魂を抜きとって人形に魂を移そうというのである。

計画は成功し、コッペリアは人間そのものになる。老人は感激するが、実際はスワニルダがコッペリアの服を着て、人形になりすましていたのだ。

事実を知った老人は失望のあまりその場にすわりこんでしまうが、スワニルダはフランツとの愛をとり戻し、老人の家を去ってゆく。
 
 
第2幕・第2場

領主の庭園で祭礼が行なわれ、めでたい日に結婚したスワニルダとフラ
ンツは領主から持参金をもらう。

スワニルダはそのお金を、人形を壊したおわびにコッペリウスに差しだす。

が、事情を知った領主がそれを止め、彼女に代わって老人にお金を与
える。金袋をもらって老人の機嫌もなおり、婚礼が華やかに行なわれそのあと舞台では、余興の踊りがつづき、幕となる。

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