ドン・キホーテ(バレエ全幕集)

ドン・キホーテ(バレエ全幕集)

ドン·キホーテ

原作

ミゲール・デ·セルバンテス・サペードラ『奇想驚くべき郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』

振付

マリウス・プティパ

音楽

レオン・ルードヴィヒ・ミンクス

初演

1869年12月26日、モスクワ室ボリショイ劇場

主演

ソベスチャンスカヤ・ソコロフ

解説

セルバンテスの有名な小説をあつかったこの作品は、現在もソ連バレエ団の代表的な演目になっているが、ここに至るまでには紆余曲折があった。

ノヴェールがウィーンで最初に上演したあと、ルイ·ミロン、ポール・タリオーニがパリとベルリンで発表した。

ソ連では1869年12月26日に、マリウス・プティパの演出、レオン・ルウトヴィヒ・ミンクスの音楽で発表された。

現地で学んだスペイン舞踊をとり入れ、コミカルに仕上げたプティパの手腕は高く評価され、後にロシアバレエに欠かせない作品に育っていく。

あらすじ

プロローグ

スペイン・ラ·マンチャ地方に住む50過ぎの独身男は、騎士物語を読むうちすっかり騎士になりきってしまい、ドン・キホーテと名乗って旅に出る。お伴は百姓サンチョ・パンサと驢馬ロシナンテである。

第1幕

バルセロナの広場にやってきたド
ン・キホーテは、ここで見かけたキトリを空想上の”想い姫“ドゥルシネアと思いこんでしまう。

お伴のサンチョは娘たちにからかわ
れ、広場がごったがえすうち、キトリは恋人バジルと手をとって逃げだす。

第2幕第1場

居酒屋にやってきたキトリとバジル。ふたりを追って、キトリに結婚を迫
る貴族ガマーシュとキトリの父ロレンツォ、さらにはキホーテもやってくる。キホーテはガマーシュを”想い姫”を不幸にする敵と思いこんでいる。

第2幕第2場

村はずれの風車小屋にさしかかったキホーテは、風車を悪魔と信じ、槍をもって突進し、逆に投げとばされてしまう。

第2幕第3場

キホーテは森の中でサンチョに介抱されながら夢を見ている。夢の中ではドゥルシネア姫がキューピットや妖精に囲まれて踊っている。が、キューピットの矢が彼の胸を射ると同時に夢は消え、キホーテとサンチョは通りがかった公爵から城へ招かれ
る。

第3幕

公爵の城でドゥルシネア姫と銀月の
騎士の芝居が演じられている。扮しているのはキトリとバジルだ。公爵はキホーテを面白半分にそそのかし、銀月の騎士と対決されるが、キホーテは自分の拍車につまづき、降参する。

キトリとバジルはめでたく結ばれ、キホーテは人々の嘲笑を背に、つぎの冒険へと旅立つのだった。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。