バレエ全幕の魅力!

夢・憧れ・破滅がロマン主義バレエ三大要素

ロマン主義思想によって制作されたバレエ、ロマンティック・バレエと聞いて、すぐに思い描くのは、白いチュチュをまとって群れ踊る精霊や死霊の姿だと思います。

だが、ロマンティック・バレエのいちばん重要なポイントは、主人公の男性のたどる運命です。彼らはみな現実の生活に失望し、新しい世界を夢みながら恋におち、最後は破滅へとみちびかれて行きます。

「ラ・シルフィード』のジェームスは、妻エフィをさしおいて精霊と恋におち、やがては妻も恋人も失ってしまいます。

『ジゼル』の貴族アルブレヒトは、身分違いの村娘に焦がれたために彼女を自殺へ追いこむ。村娘は死後死霊となってアルブレヒトに再び近づくが、ふたりの恋は悲劇に終りを迎える。

『白鳥の湖』のジークフリートもやはり甘美な場面を経て死の結末へとたどっていく。

この3作の男性たちと、シルフィード、ジゼル、オデットは、美しい姿の中に、滅亡への種を宿しています。

そんな感情・感性を踊りで表現するのがバレエ全幕の魅力です。

演劇のように、声・セリフで伝えていくのではありません。

クラシックバレエという決められた踊り・総合芸術で伝えていく難しさが見ている人を引きつけて感動させるのだと思います。

感動させるために、どれほどのレッスンを積み重ねてきたのか!

バレエは素晴らしいですね!

 

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